「競演者」
盛り上がるドラマは必ず悪役がいて、
足をひっぱったり、意地悪な人がキャスティング
されています。
意地悪な上司、少しの理解もみせない親、
自分勝手な伴侶など、あなたの「人生劇場」には
様々な役の人たちが登場します。
あなたがどんなエンディングを描いているのか、
どんな脚本を描いているのか、
何幕あるのかで「共演者」も変わってきます。
あなたは舞台に立った以上、自分の作った脚本で
自分の役を演じきらねばなりません。
仕事の人格、子どもがいるなら親としての人格、
友人、知人としての人格を作って演じることが必要なのです。
感動させる役者は「素」では決して演じません。
仮面を作って、別の人格を作って演じています。
「素」で対応していく人を「素人(しろうと)」といいます。
人の「素」は一つです。
様々な場面で、あなた自身がいろんな人格を演じなければいけません。
それぞれの感動できる「人生劇場」には必要なことです。
もし、あなたがダメだ、ダメだと自分を責めてばかりいると、
とても演技の上手い役者が登場してきます。
あなたが敵対する役柄の人は共演者ではなく、
進化するために必要な「競演者」なのです。
