
「疑」は文字通り「疑い」です。
自分がとことん調べて、
「これはウソだ。だまされるところだった。」と
判断できたのなら、知的な「疑」と言えます。
注意が必要なのは、
どんな言葉も情報も頭から疑ってしまう「疑」です。
「知りたくない」という「嫌」からくる「疑」に関しては
心が成長することはありません。
何事もイヤだ、イヤだと逃げの姿勢をとってしまうのは
根っこにある怯えや怠惰や後悔など、
様々な要因からくる「疑」が原因です。
「疑」で防御している状態です。
「ウソか本当かわからないから、分かりたくもないし、
調べたくない。なにもしたくない。」という考えで自分を
守っているのです。
だから、行動もできないのです。
「わかってはいるけど、できない」というのも「疑」が
心に入っています。
イヤことから逃げていくと、知的な「疑」を使いませんから、
怠惰と堕落を引き起こします。
目まぐるしく変化していく世の中で、
自分の心を穏やかにし、澄んだ心にしていく
「知的な疑」をもって何事にも取り組んでみませんか